12月2日より5日間、シベリアのウラジオストクとハバロフスクに行ってきました。シベリアへの出張は6ヶ月ぶりのことで今大きく動いているロシアの息吹を感じることができました。
この6ヶ月間の一番大きな変化はロシアの物価。モスクワの物価高は良く知っているつもりでしたがまさか極東地域までこの物価高が及んでいるとは驚きでした。日常生活用品でも日本よりも1~2割高く、場合によっては朝店頭に並んだ値段が夕方に変わっていることもあるとのことで、市民は値札チェックに余念がありませんでした。また、この物価高で日本の物価が相対的に安くなり、シベリア地域と直行の航空便のある新潟に大勢のロシア人がホームセンターでの買い物目的に日本に来ているとのことです。
この物価高はロシア経済が好調であることが原因です。ウラジオストク・ハバロフスクとも好調な経済を背景に建設ラッシュで、街中が工事中といった印象を受けました。また、ロシア人の懐が暖かくなったことを反映して質の良いレストランやホテルが次々と造られていました。レストラン・ホテルとも全般的にまだ高めですが、中には競争を意識して質の良いものを比較的安価で提供する場所もあります。
この好況により、シベリアでも街中のイルミネーションが明るくなり、イベントも年々盛大になってきています。3月9日の日曜日には郊外での
マースレニッツァ祭、3月31日には
ハバロフスク市制150周年を記念したお祭りが盛大に催される予定です。
これから大きな伸びが期待できるロシア・極東地域に足をお運び下さい。必ず何か新しいものが得られると思います。