ウズベキスタン、いや中央アジアの食生活に欠かせないのが「ナン」。日本人にはインド料理屋にある白い「ナン」がすぐに思い出されるかと思いますが、中央アジアのナンは「大きな円盤状のパン」と言ったほうが良い代物。レストランではかならず主食として出され、大きな丸い円盤をちぎって皆で分けて食べます。この中央アジアのナンを見ているとパンとどうちがうの?という疑問が沸いてきます。この答えとして現地ガイドさんから聞いた話は、真偽のほどは別として「オーブンで焼いたのがパン、かまどで焼いたのがナン」ということだそうです。たしかにフェルガナのリシタンでウズベク人スタッフの人と買い物に行ったとき、見たところ何でもない民家に突然入り込んだと思ったらそこに大きなかまどがあり、そこからナンが出てきたという経験があります。(実はそこが「ナン屋さん」でした。)できたてのナンはおいしいを通り越して素晴らしいの一言に尽きます。このナンは地域によってもいろいろあるそうで、ウズベキスタンでは特にサマルカンドのナンの評判が一番です。サマルカンドのナンは時間が経っても少し湿らせてもう一度焼き直すだけで出来立ての味が楽しめると言われています。私は個人的には出来立てのリシタンのナンが最高だと思っています。
民芸の里フェルガナ盆地6日間
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