11月はリニューアルしたボリショイ劇場で「ルスランとリュドミラ」
ボリショイ劇場は10月28日にリニューアルしたヒストリカル劇場でこけら落とし 11月2日から13日までプレミエでグリンカの「ルスランとリュドミラ」の公演があります。 歌劇「ルスランとリュドミラ」は同名のプーシキンの物語詩をオペラ化したもの。5幕8場、キエフ公国時代を設定、メロディは親しみやすく、豪華絢爛なオペラ。 序曲は非常に有名でコンサートでよく取り上げられます。 演奏はエフゲーニー・ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団のものがとてつも無いスピードで特に優れています。 ○主な登場人物: キエフ大公・スヴェトザール:バス リュドミラ(大公の娘):ソプラノ ルスラン(キエフの騎士):バリトン ラトミール(ハザール公):コントラルト ファルラーフ(ヴァリャーグの騎士):バス ゴリスラヴァ(ラトミールの捕虜):ソプラノ 魔法使い・フィン:テノール 魔女・ナイーナ:メゾソプラノ 吟遊詩人・バヤン:テノール チェルノモール(魔法使い) ○内容 第1幕 スヴェトザーリ大公の宴会場にてリュドミラ姫と騎士・ルスランの婚礼の宴が行われている。招待客らは、真の愛による幸せは苦難の後に得られると予言する吟遊詩人・バヤンの歌に耳を傾けている。 姫は、父との別れに悲しみながら、また、騎士・ファルラーフ、王子・ラトミールら(求婚が叶わなかった若者ら)に慰めの言葉を掛け、そしてルスランに身を捧げることを誓い、大公が2人を祝福する。 突然、真っ暗となり、落雷の音が鳴る。人々は、呪文により体が動かなくなり、2匹の魔物が姫をさらっていく。灯りが点き、みな体が動くようになるが、姫がいないことが分かり大騒ぎとなる。 大公は、姫を取り戻した者に大公国の半分と姫を与えると約束する。3人の若者たちは、姫を取り戻すべく、旅路の支度をする。 第2幕 第1場 騎士・ルスランは、親切な白魔術師・フィンの洞窟までやって来る。フィンは、黒魔術師・チェルノモールが姫をさらったことと、ルスランこそが魔術師・チェルノモールを倒す人物だと告げる。 ルスランは、なぜフィンがこのような荒地に住んでいるのかと尋ねると、フィンは昔話を語り始める。 …遥か昔、フィンは羊飼いをしており、ナイーナという美少女に恋をした。告白するが断わられてしまったフィンは、そこを去り、戦に行った。戦利品を携えて帰り、戦利品を贈り物としてナイーナに差し出すが、やはりまた拒絶されてしまった。そこで、フィンは、ナイーナを手に入れるため、魔法を学ぶ決意をし、それから何年も経った。とうとうフィンは、魔術により彼女を呼び出そうとするが、召喚されて現われたのは、年老いた、白髪の背中の曲がった小女であった。実は、これがナイーナの成れの果てで、今では、フィンへの熱情のせいでおかしくなっている。フィンは逃げ出し、それ以来ずっと隠れている。フィンに棄てられたことにより、ナイーナは復讐の炎に燃えており、ナイーナの復讐は今後、ルスランにも及ぶだろう。 以上のように語ると、白魔術師フィンは、リュドミラ姫は無事であることを保証し、ルスランに進路を北に取るよう教える。 第2場 荒地にて、臆病者の騎士・ファルラーフが、姫を捜す旅を続けようかどうか悩んでいる。そのとき、老魔女・ナイーナがファルラーフに近づいてきて、姫を手に入れ、ルスランを遠ざけてやると約束する。ナイーナが消え去ると、ファルラーフは勝利を確信して大喜びをする。 第3場 騎士・ルスランが霧の立ちこめた荒地にやって来る。そこには、過去の戦で倒れた者の骨や武具が転がっている。何がこのような有り様を引き起こしのかと考えると、ルスランは、自分もまた同じようになるのではなかろうかと思い悩む。ルスランは、自分の壊れた武器の代わりに、地面から新しい盾と槍を選ぶが、新しい防具にふさわしい重厚な剣は見つからない。霧が晴れると、「大頭」が登場し、口から息を吹きだし、嵐を起こして、ルスランを吹き飛ばそうとする。ルスランが槍で大頭を打つと、大頭は倒れ、下から剣が現われる。ルスランは剣を手に取り、そして大頭にどこからか来たのか尋ねる。大頭は、息も絶え絶えに、自分がかつては巨人であり、弟の小人が黒魔術師・チェルノモールであると説明した。また、この剣は、兄弟2人を殺す運命をもち、チェルノモールは、運命に抗うために、兄である巨人を騙して首を斬り、この剣の上まで生首を飛ばして、剣を守らせたのだと語った。剣を手にしたルスランに、大頭は、仇を討ってくれるよう頼む。 第3幕 若い女中らが旅人を誘惑して、魔女・ナイーナの城に誘い込んでいる。ゴリスラヴァが登場し、ラトミール王子を探している。ラトミール王子は、ゴリスラヴァを恋のとりこにしたあげく、彼女を棄てたのだった。ゴリスラヴァが去った後、ラトミール自身が登場し、女中らの呪文に捕らわれて、魔法で踊りだす。そして、魔女の城に誘い込まれた最後の旅人はルスランである。ルスランは、ゴリスラヴァを一目見たとたん、リュドミラ姫を忘れてゴリスヴァラに恋してしまう。しかし、突然、白魔術師・フィンが登場し、ラトミール王子とゴリスラヴァ、そしてルスランとリュドミラ姫、各々の幸せな未来を予言すると、魔女の城は森に変わり、若者らは、再び姫を救う決心をする。 第4幕 チェルノモールの魔法の庭園で、リュドミラ姫は、ルスランを待ちこがれながら、魔術に捕らわれないよう必死に抵抗している。黒魔術師・チェルノモールがお付きの者と登場し、踊りが始まる。トランペットが鳴って、ルスランの到着を告げると、チェルノモールは、眠りの呪文を姫に掛けて、ルスランと戦うために出て行く。暫くもしないうちに、ルスランが登場、勝利の印に、チェルノモールの鬚を兜に絡めている。目を覚まそうとしないリュドミラ姫を目にして、ルスランは、ラトミール王子とゴリスラヴァとともに嘆き悲しむが、魔法使いの助けを得るため、姫を連れてキエフ大公国に帰ることにする。チェルノモールのかつての下僕たちも自由の身となって後から付いてくる。 第5幕 第1場 月明かりの下、谷間で、姫を連れたルスラン、ラトミール、ゴリスラヴァは野宿する。見張りに立つラトミールは、ルスランの身を案じ、また自分がゴリスラヴァと改めて一緒になれて幸せだという気持ちを表す。突然、下僕たちが登場し、たった今、リュドミラ姫が再びさらわれ、ルスランが姫を捜し求めて出発したと告げる。ここへ、白魔術師・フィンが登場し、キエフ大公国に戻った際に姫の目を覚まさせる魔法の指輪をラトミールにわたす。 第2場 リュドミラ姫がスヴェトザーリ大公の宴会場で眠っている。なんと、臆病者のファルラーフが、魔女・ナイーナの助けを得て、姫をさらってキエフ大公国に戻り、自分が姫を助けたと言うのであった。しかし、ファルラーフは、姫を目覚めさせることができない。馬の足音がして、ルスラン、ラトミール、ゴリスラヴァが到着する。ルスランが魔法の指輪を姫の所に持っていき、姫を目覚めさせる。 場面はキエフ大公国の景色に転換、人々は、神々の名や祖国を称え、若い2人の門出を祝っている。 (Wikipediaより) ○チケットはロシア旅行社で。 問い合わせ:info@russia.co.jp ★ロシア旅行社・ホームページへ→ ★資料・パンフレッドの請求はこちらへ ★ヨーロッパのホテル・送迎・観光・ユーレイルパスはこちらで→ ★お土産はこちらで→ ★日ロ協会は日本とロシアの文化交流・学術交流・経済交流の促進をはかります。→
by russia007
| 2011-08-20 11:41
| ボリショイ劇場
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